第1回 北ブロック会議の内容について
2021年1月5日掲載
1.厚労省の報告等に見る横須賀市の地域包括ケアの現状と今後の
方向性についての報告があり、
1)今ある資源を如何に有効に活用して行くかを考慮し、PDCA※サイクルに 基づいた活動が取り上げられていること。
2)縦割りや専門性の垣根を乗り越える仕組みが大切で、今後はコーディネーターの役割が重要であることなどが挙げられた。
※注)PDCAはPlan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)
2. 在宅医療における医療介護連携推進のための課題として、
1) これからの横須賀市では2035年に向かって要介護の方は益々増え、在宅以外の看取りの場所(病院、施設)がひっ迫してくること。
2) 問題点として、ACPに関連する各職種の役割分担と連携方法にはまだ多くの課題があり、医療と介護の連携だけではなく、福祉のかかわりが必要であることなどが挙げられた。
3.症例検討会として下記5つの発表があった
1)訪問歯科を通じた連携の取れた症例
2)退院後円滑に連携ができた成功事例
3)在宅でアルコール依存症の拒否多数の利用者
4)調剤でのさまざまな情報のやりとり
5)親子3代で引きこもりの丸ごと困難家族
4.まとめとして
安心安全で、かつ効率的な在宅療養提供のための多職種連携や地域に向けて発信するための土壌づくりが課題である。これからは連携を連帯と言う言葉に置き換え、医師から出される「社会的処方」を受けてコーディネーター(リンクワーカー)が地域で活躍できる暮らしの仕組み(地域包活ケアシステム)構築を目指したいと言う内容でまとまった。
以上