リハビリテーション科

リハビリテーション科理念

患者様が心身ともに癒され、ひとりひとりの想いを尊重し、
個々の可能性を最大限に引き出す良質なリハビリテーションの提供

リハビリテーション科概要

職員構成

  • リハビリテーション専門医:1名
  • 理学療法士:22名
  • 作業療法士:5名
  • 言語聴覚士:4名
  • 合計:32名(2024年8月時)

担当医

リハビリテーション科のご紹介

当院リハビリテーション科は理学療法士22名、作業療法士5名、言語聴覚士4名が所属しています。病気や怪我で生じた障害に対して理学療法士、作業療法士、言語聴覚士による専門的な徒手療法、運動療法、言語療法、摂食機能療法を実施し、運動機能を改善し自立した日常生活が送れるよう支援しています。
一般病棟、地域包括ケア病棟、療養病棟の各病棟の入院患者様、外来患者様の急性期から回復期、維持期リハビリテーションを実施しています。
当院では入院直後の早期リハビリテーションから退院後の外来リハビリテーションまで一貫して治療を行っています。急性期の治療が過ぎた入院患者様は地域包括ケア病棟で集中的にリハビリを実施し自宅復帰につなげています。お食事が食べにくい患者様には嚥下内視鏡検査(VE)、嚥下造影検査(VF)などの画像診断に基づき適切な摂食嚥下訓練を行っています。
各専門医(リハビリテーション科、整形外科、内科、呼吸器内科、リウマチ科)の確かな診断に基づいて運動機能の回復をお手伝いさせて頂いています。

〜理学療法 PT(Physical therapy)〜

  • 理学療法 PT(Physical therapy)
  • 理学療法 PT(Physical therapy)

理学療法士は怪我や病気などで身体に障害のある人に対して、基本動作能力(起き上がる、座る、立つ、歩くなど)の回復や維持を目的に運動療法や物理療法などを用いて、患者様が自立し日常生活を送れるように支援するリハビリテーションの専門職です。
医学的な視点から身体機能や生活環境や福祉用具の選定などを評価し、それぞれの目標に合わせた治療プログラムを提供します。

〜作業療法 OT(Occupational therapy)〜

  • 作業療法 OT(Occupational therapy)
  • 作業療法 OT(Occupational therapy)

作業療法士は日常生活の質の向上をさせるために身体的、精神的、発達的または感覚的な障害を持つ人に対して、実生活に基づいた活動(作業:指でつまむ、箸でつまむ、着替えるなど)を通じて基本的な運動能力や応用的な動作能力の回復や維持を目的に支援するリハビリテーションの専門職です。
機能訓練だけでなく、福祉用具の選定や住宅・環境の調整などのアドバイスもします。

〜言語聴覚療法 ST(Speech-Language-Hearing therapy)〜

  • 言語聴覚療法 ST(Speech-Language-Hearing therapy)
  • 言語聴覚療法 ST(Speech-Language-Hearing therapy)

言語聴覚士は言語(発音、流暢さ、認知などのコミュニケーション)と摂食・嚥下(食べ物や飲み物を飲み込む機能)に関連する障害を持つ人に対して、正確な発音、言語能力の向上や適切な嚥下技術の獲得などを支援するリハビリテーション専門職です。
リハビリテーション専門医の元、嚥下内視鏡検査(VE)や嚥下造影検査(VF)を行い、NST(栄養サポートチーム)と連携して適切な食事を提供できるようにします。

嚥下造影検査(VF)のご紹介

  • 嚥下造影検査(VF)
  • 嚥下造影検査(VF)

施設基準

  • 脳血管リハビリテーション料Ⅰ
  • 運動器リハビリテーション料Ⅰ
  • 廃用症候群リハビリテーション料Ⅰ
  • 摂食機能療法

リハビリテーション室の紹介

当院のリハビリテーション室は1階、3階、5階、6階と合計で4ヶ所あります。
1階リハビリテーション室は本館入り口の右側にあり、理学療法・作業療法・言語聴覚療法を提供する為の訓練機器やスペースがあります。
3階一般病床、5階地域包括ケア病棟、6階一般病床・地域包括ケア病床の各病棟にリハビリテーション室があります。

  • 1階 リハビリテーション室入り口1階 リハビリテーション室入り口
  • 1階 リハビリテーション室1階 リハビリテーション室
  • 理学療法スペース理学療法スペース
  • 作業療法スペース作業療法スペース
  • 言語聴覚療法スペース言語聴覚療法スペース
  • 3階 リハビリテーション室3階 リハビリテーション室
  • 5階 リハビリテーション室5階 リハビリテーション室
  • 6階 リハビリテーション室6階 リハビリテーション室

1Fリハビリテーション室 訓練機器

腰椎牽引

腰椎牽引

腰椎牽引装置は、腰椎(下部脊椎)を引っ張り、圧力を減少させることで、椎間板ヘルニアや坐骨神経痛などの腰痛症状を緩和するために使用されます。
機械的な装置やベルトシステムを使って腰部を引っ張り、椎間板の間隔を広げることで神経の圧迫を軽減します。

頚椎牽引

頚椎牽引

頚椎牽引装置は、頚椎(首の脊椎)を引っ張り、首の痛みや椎間板ヘルニア、頚椎症などの治療に用いられます。
患者は座位または仰臥位で牽引を受け、首の筋肉をリラックスさせ、神経の圧迫を緩和します。

超音波、EMS

超音波、EMS

超音波・・・超音波治療は、高周波の音波を使用して組織の深部に熱を加え、血流を促進し、組織の修復や炎症の軽減を図る治療法です。
スポーツ障害や筋骨格系の痛みの治療に使用されます。
EMS・・・EMSは、電気刺激によって筋肉を収縮させる装置で、筋力トレーニングやリハビリテーションに使用されます。
筋肉の強化や筋萎縮の予防、血行促進などの効果があります。

上肢・下肢バイブラバス

上肢・下肢バイブラバス
【上肢バイブラバス】【下肢バイブラバス】

バイブラバスは、振動を伴う温水浴により、手や足の血行を改善し、リラクゼーションや筋肉の緊張緩和、浮腫や疲労の軽減を図る治療法です。
リウマチや筋肉痛の緩和、関節可動域訓練としてリハビリテーションに利用されます。

ティルトテーブル

ティルトテーブル

ティルトテーブルは、患者の体を水平から垂直に徐々に傾けることで、循環系や筋力のリハビリテーションを行う装置です。
起立性低血圧の評価や治療、長期臥床患者の筋力維持などに用いられます。

リハビリテーション科インスタグラム

リハビリテーション科ではInstagramをやっています。

医療関係者・学生の方へ

当院では一緒に働いてくれるPT・OT・STを募集しています。
病院見学やインターンシップをやっていますのでお気軽にご相談ください。