手の外科外来

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診療時間

手の外科外来

金曜日 午前 9:00~11:00

対象疾患

主に前腕から手・指までの運動器疾患を対象とした外来です。一般外傷、交通事故、労働災害、スポーツよる外傷のみならず、末梢神経障害、骨・関節障害、腱鞘炎、腫瘍性疾患などきわめて広範囲にわたり、また、肘・肩を含めた上肢全体の疾患にも対応致します。

  1. 外傷
    肩から手における骨折、靱帯損傷、脱臼、神経損傷、腱損傷などを対象とします。
    手指骨折、舟状骨骨折、橈骨遠位端骨折、前腕骨折、肘関節や肩関節周囲の骨折、指・肘・肩の脱臼、指神経損傷、手指腱損傷など
  2. 末梢神経障害
    末梢神経である正中神経や橈骨神経、尺骨神経の障害を対象とします。
    手根管症候群、肘部管症候群、Guyon管症候群、前骨間神経麻痺、後骨間神経麻痺など
  3. 腱鞘炎
    ばね指、de Quervain病など
  4. 関節症・関節リウマチによる関節変形
    指節関節症(Heberden結節、Boushard結節)、CM関節症、関節リウマチに伴う手指・手関節変形や腱断裂など

基本的な治療方針

外傷では保存療法が可能な場合は、基本的に保存療法を行います。解剖学的な整復が困難な骨折、上肢機能障害が残存しやすい外傷(腱・靭帯・神経損傷など)に対しては積極的に外科的治療を選択しております。また、社会復帰を早期に希望される場合や患者様の個々の生活様式も踏まえ、外科的治療の選択を検討しております。
骨折では強固な内固定を基本とし、ロッキングプレート、髄内釘など最新の各種インプラントを選択し手術を行っております。
小児外傷の基本は保存療法ですが、上腕骨顆上骨折での解剖学的な整復が困難な症例、上肢機能障害が残存しやすい外傷などは外科的治療を選択しております。
日常生活や社会復帰のためにはリハビリテーションも重要であり、当院では作業療法士(OT)4名が上肢のリハビリテーションに従事しており、保存療法や手術療法などの各種治療にリハビリテーションを加えたトータルな医療をめざしています。