令和5年度 第1回北ブロック会議 議事録

2023年10月12日掲載
議題

1.  開会の挨拶

2.  パネルディスカッション

3.  グループワーク                                                                                                     

4.  閉会の挨拶

 

議事
 

1.  開会の挨拶(まちの診療所つるがおか 千場 純院長

(1)  横須賀市から若い世代が減っている事実があり、自省するには若い人たちの意見を聞くのが

一番良いと思われる。介護保険が成熟し、新しい世代のシステムに交代する必要がある。

 

2.  パネルディスカッション

(1)  今の職業を選んだ理由

・グループホーム等の経験を活かし、スキルアップしたくてケアマネにチャレンジした。

(※1.湘南ケアセンター追浜居宅介護支援事業所 宮野 久子ケアマネジャー)

・幼少期の頃より看護師を目指していた。その後病棟経験を経て現在の訪問看護師となる。

(※2.アミカルケアサービス訪問看護ステーション 村澤 加奈看護師)

・祖母が薬剤師で、母も薬剤師を継ぎ、それを見ていて自然と薬剤師の道を選んだ。

(※3.ヒロ薬局 藤倉 絵美薬剤師)

・人の役に立つ仕事がしたいと思っていた時に、市民の役に立つ仕事と書いて市役所と読む

と言う話しを聞いて目指した。(※4.横須賀市地域福祉課 白石 貴宏職員)

 

(2)  職場の環境面は魅力ある状況か

・定時で業務を終了することができる。半面、仕事量は多い。ケアマネの仕事の魅力として

は、自分の立てたプランで利用者の生活が豊かになった時等である。(※1)

・職場は、30代と50代で構成されているので、経験豊富な50代の先輩に相談できる。

看護師として利用者の自宅に入り込み生活の場を大事にできるので魅力的である。(※2)

・薬剤師はみなさんから相談される事が好きな方が揃っている。実際に相談されると魅力を

感じることができる。(※3)

・地域の医療と介護の連携に携わる仕事をしているが、円滑になれば市民のためになると思

っている。やりがいがあり、専門職の方に携われて魅力ある職場である。(※4)

 

 

(3)  多職種に質問

Q.薬局は、医療機関にかかり薬をもらう時に行くものだと思っていたが、元気な時でも行っ

て良いのか?(※4)

A.   是非、来て頂きたい。健康フェアーを行っている薬局が多く、病気の手前を発見する役割

もある。肌、にきび、腰痛等の相談などもある。

Q.多職種と連携しづらい場面はあるか(聖ヨゼフ病院 大河内 稔医師)

A.自分の作成したプランを先生が見てくれるのか、また会ってくれるのか不安になることが

ある。看護師も忙しそうで対応してくれるかなと思う事が多々ある。(※1)

Q.連携をしていて気になることはあるか?(聖ヨゼフ病院 大河内 稔医師)

A.何かあった時に相談に乗ってもらえるのが先生と家族とかかわりの深いケアマネである。

薬を飲みたくないと言われる利用者には、薬剤師に助けてもらっている。生活保護の

利用者などは市役所のスタッフに協力していただいている。(※2)

 

 

 

 

(4)  連携にあたり

・昨年5月に開院したこうようクリニックで訪問診療をしている。横須賀出身と言うこともあり地

域に貢献できればと考えている。元々は、消化器外科出身で病棟及び手術中心で医療を行ってき

たが、在宅で最期を迎えられる方に興味を持ち現在に至る。こうようクリニック 山下 航院長)

・今年で9年目になる訪問看護事業所であるが、若い看護師は2名在籍している。子育てをしなが

ら業務をしてもらっている。50代の看護師は体力的にもきつくなるが、若い職員からパワーを

もらい、離職率は低い。人と関わるとこんな良い事があるとアピールできる環境つくりが大切だ

と感じる。(アミカルケアサービス訪問看護ステーション 管理者 平山 真里子看護師)

・訪問看護師は、一人で自宅に通わないといけないため、基礎知識の習得が大切である。病棟で勤

務する看護師に訪問看護を勧めても、自分のスキルはまだそこまでに達していないと断れるケー

スがある。実際の職場を体験できる体制づくりも必要と考える。(※2)

・2012年より旧横須賀共済病院分院前で在宅医療に力を入れて調剤薬局を開業している。ユーチュ

ーブで介護、薬剤師チャンネルを運営している(コトブキ調剤薬局横須賀店 竹中 孝行薬剤師)

・就職した経緯は、ツイッターを通して薬局を知った。薬剤師1年目であるが、薬局の現場を見学

して就職を決めた。現在、親切に指導してもらい沢山学ばせてもらっている。(コトブキ調剤薬

局横須賀店 佐々木 里真薬剤師)

・今回、連絡ツールとして医師会で採用されているカナミックに詳細を掲載した。(司会者) 

 

 

3.  グループワーク

(A)独居高齢者の医療への関りが困難なケースが多く、地域の方々の見守りシステムづくりが必要

在宅ではサービスを行うにあたり、説明の有無が重要になる。そのための多職種間の情報供給

の場がない気がする。他の方へのAIある連携が大切である。(会場:こうようクリニック 山

下 洋事務長)

(B)市役所では、Chat―GPTを使用しているが、個人情報の取り扱いや多角化から使用が難しい。

若者に介護業界の魅力をどのように伝えられるかを検討する必要がある。(会場:ヒロ薬局

藤倉 絵美薬剤師)

(J)グループ内の薬局では、毎年新しい方が入職するが、知識がない訳ではなく戦力となる。

(Zoom:ケアプランセンター虹の橋 井上 久美子主マネ)

(D)相手の時間を気遣いながら連携をしたい。患者の情報や癖をしっかりと教えてほしい。

退院カンファレンスに多職種を呼んでほしい。病院の外来から在宅に送られてくる患者の情

報で不一致なことがある。飲み忘れの情報は、薬局を通して情報提供される事が望ましい

(Zoom:ツバサ薬局 岩井 俊秀薬剤師)

(E)スマートフォンのツールであるメディカルケアステーションと言うツールを使用し情報を

入手している。電話では、顔も見えずZoom、LINE、チャット等で連携ができると良い。

その他、多職種連携の話し合いを行った。(Zoom:田浦・逸見地域包括支援センター

小管 延美看護師)

(K)ケアプラン連携データシステムでは、ペーパーレス化は紙カルテを使用している病院もあり、あ

まり進んでいない。薬手帳のアプリが様々存在し不便である。

Zoomの普及で連携がしやすくなった。更にMCSを使用し、多職種で連携がとりやすくなった。

(Zoom:ケアプラン青い鳥 石岡 美喜子ケアマネ)

(C)顔の見える連携が第1歩である。市役所では縦割り構造があるが、言い方を換えれば専門性が

強く、多職種の知識を得ることが可能となっている。また、市役所では連携に関するパンフレ

ットを多数発行している。市内は、山坂が多く、住民が高齢化しており大変である。どうした

ら若い方に横須賀の魅力を伝えれれるか。子育てをしやすい環境つくり、住居費を割安にして

余ったお金を生活に回す等の工夫が必要である。(Zoom:コトブキ調剤薬局横須賀店 木村薬

剤師)

(まとめ)北ブロック会議では同じような話しが続いていたので、新たな切り口の話題を提供した。

コロナ禍を通じて市内の関連する職種の従事者が若返ったのではと感じている。若い世代

に今後横須賀を担ってもらいたいと言う思いから会を企画した。(秋澤医院 秋澤院長)

 

4.  閉会の挨拶(金成医院 金成 正浩院長)

(1)  Zoomで参加されたグループも音声等つながりづらい中、上手にまとめて頂いたと感じる。

今年の夏も猛暑のため、熱中症の症例が多くあると思うが、病床は満床ではないとのことで

連携してもらえれば受け入れができると思われる。

 

以上

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